◆「46歳で転職を決断した理由」◆

これは、本当に勇気がいりました。

3年前に、送別会に参加したときに

「この会社に50年勤務し・・・・」と続いていきました。

すごい人だなぁと思いました。50年ですよ。50年間同じ会社に勤務した功績は本当に大きなものだと思う。その方と、自分の人生を比べると全然違う人生だなと思った。

 自分は、21歳で逃避行のように不安と期待を胸に渡米し、当時はまだ飛行機も一部喫煙でしたので、ノースウェストに乗り込みすぐに、愛煙家だった自分は(今はもうやめて数年になる)席に着くなりショッポに火をつけた。「フ〜、これからホントにアメリカに行くんだよな〜」

一本目を吸い終わるころに、窓際の席を指差し外国人が、「エクスキューズミー」と言ってきたので、英語もよく話せない自分はとにかく「ソーリーソーリー」と席を立ち、窓際の席に外国人を座らせた。自分も席に戻りタバコを吸い終わり、やれやれという感じでいると、隣の外国人が、一本のマルボロを差し出してきた。自分は「サンキュー」といい素直に受け取った。

やっぱ外国人はフレンドリーだなぁと思いながら、自分もお返しにと思いショッポを一本取り出し、その外国人に差し出した。

「ノー」「バットサンクス」みたいなこといわれた。その時の自分はあまり英語というものが分かっていなかったので(今もわかってないけどね・・・)何て言ってるかがわからなかったが、外国人も日本人のように遠慮するんだ~とその当時は思った。

続けて「トゥ ショート」外国人が何か喋ったが俺には理解できなかった。目をぱちくりしていると、首を横にかしげながら、親指と人差し指の間を上下させ、自分のタバコと俺のタバコを交互に指さした。

「短いって言ってるんだな」と気付いた。ボディーラングエージってすごい。

でも、短いからいらないっていう理由は別に言わなくてもよかったんじゃない?(笑)

はっきりと自分の考えを言葉にしていうという外国の文化に生で触れた瞬間だった。

外国での生活や出来事に関してはまたいつか小出しにでもしながら触れますので、お楽しみに。本当にいろんなことがあり人生の宝となったということだけを今は伝えておきます。

さて、話を戻しますが、

日本ではいまだに仕事を何回か変えるだけで、汚れた履歴書だとかよくわからない表現、マイナス評価をされてしまう。外国では、キャリアアップと収入アップのためにどんどん職を変えていく。決して躊躇しない。自分がそうしたい、そこに行きたいと思ったらすぐに行動に移し、職も変える。もちろん、日本の伝統である終身雇用制度のようなものがありませんので、逆に不要と見なされれば会社から「ユー、ファイア」と言われるのも普通だ。そういう意味では日本のサラリーマンは国や企業に守ってもらっているのだ。

ただ、もうそういう日本のやり方も常識ではなくなってきている。食べ物も会社も、思想も欧米化してきましたので、終身雇用という言葉も死語になってきている。

そういう意味では、自分が勤めていた会社は、古き良き日本の制度をしっかり継承し続けている会社だったので、年功序列と終身雇用がゆるぎないものだった。なので良くも悪くも入社してしまえば、あとは退職までベルコンに乗っていれば安泰なのだ。

そのTHE 日本の会社!を辞めるのだ。家族もいる。高齢な両親もいる。

 普通はやめないよね。でもやめるのだ。

嫁にも「本当にやめる必要ある?給料安いけど安定してんじゃん!」

両親にも「頭おかしいんじゃないか?世間様に恥ずかしくてそんなこと言えない」

友人にも「おめーは馬鹿だ。そんな緩くて安定した会社やめるなんてアホだな〜」

まー、こんな感じですよ。そりゃあこうなるわな。田舎のさらに「ど」が付く田舎の町で、独占的に経営していて決してつぶれない安定会社を辞めるんだから。

じゃ、なんでやめるの???

“やりたかった仕事に出会ってしまったから”

これが全ての理由です。

本当にやりたかった仕事をやらずにこのまま人生終わったら、1億パーセント後悔すると思ったからです。

奇跡的に、この田舎のさらに「ど」が付く田舎で、限られた職種の中で、自分のずっとやりたかった仕事に出会えた。これは奇跡です。いや運命なのです。

俺は本当に“運”がいい。本当にラッキーマンだ。

このチャンスを逃したら俺は一生後悔し、そして屍のように生きていくだろう。もちろんそんなのは嫌なので、まわりの痛烈なバッシングを受けながら、自分の勇気を振り絞って辞める決断をした。

しかし、俺みたいな46にもなるじじーを果たしてその会社が雇ってくれるのかどうかという問題があった。(当然ですが)

ここでももちろん、このチャンスを絶対に生かすんだとう熱い思いと、勇気を振りに振り絞ってある行動を起こした。

別件でその会社のミーティングに参加していた自分は、その会議後に思い切って、その会社の社長に、

「勝手に会社のロゴ作ってきました!すみません!」

と、ロゴデザインを渡した。

そこから歯車は動き出すのだ。社長はデザインをえらく気に入ってくれました。

それからというもの、時間を見つけてはデザインの仕事を手伝いました。

2ヶ月たったある時、思い切って社長にDMで、

「今度、お話したいことがありますのでお時間戴けませんか?」

「2日後、食事会があるからそこに来る?」

「ぜひ参加させていただきます。ありがとうございます!」

2日後の食事会はその会社が新しくオープンさせた建物の祝賀パーティーでした。心地のいいポップな音楽が流れ、みな思い思いに食べものと飲み物を持ち立食しながら楽しく話していた。川沿いのウッドデッキでは、BBQを楽しんでいて、笑い声が絶えなかった。

「こ、この状況で、社、社長に、私をここで働かせてください!って言えるんだろうか」

「おー、来たか~」と社長に一声かけられ、そのまま社員たちと談笑は続いた。自分は、お肉をもらい、ノンアルコールで肉をぐびぐび流し込んだ。

「味がしない!」

そりゃそうだろう。何もまだ本題が始まっていないのだから。そのうち、デザインのお手伝いをしているときによく一緒にいた若い映像クリエーターの子を見つけ、デザインや映像や音楽のことで話が盛り上がった。

しばらくすると、自分のいる席に社長が来て、

「何か話があるんだろう?なんだい?」と言ってきた。

「キターーーーーーっ」緊張とどう伝えようという焦りで、どんどん血の気が引いていくのがわかった。しかも、すぐ近くに社員も何人かいるし・・・

この状況で言えるのか~~~~っ!

「社長、私は心底この会社で働きたいと思うようになりました。もう46のおっさんですが、ぜひ働かせてください。お願いします!」

「・・・・・・・・。」一瞬世界が止まったかと思うほど、1秒もあるかないかのの沈黙がそう感じさせた。

「わかった。いつから働きたいの?今の会社を辞めるにしても引継ぎや規則もあるだろうから。」

「ありがとうございます!本当ににありがとうございます!」

「決まったら連絡ちょうだい」

「わかりました!後日連絡します!」

社長は優しい笑顔を残し、また社員の輪に溶け込んでいった。

その後は言うまでもない。

「肉、うめ~~~~~~~~~~っ!」

自分は、この出会いに感謝しこれからこの会社で一心不乱におもいっきり働かせてもらいます!

自分のやりたいことを仕事にできる幸せ者が世の中に何人いるだろうか。わかりませんが、少なくとも自分は本当に幸せ者です!

勇気をふり絞って行動を起こして本当に良かった。

残り少ない人生をおもいっきりアタックしていこうと思います!

d.k.t.

投稿者: d.k.t. Dream Works

d.k.t.(ダクト):Illustrator/Designer/Photoshop/Character Animator 1974年 誕生 1995年 武蔵丘短期大学卒業     渡米 1996年 サンディエゴで板前修業 2017年 クリエーターとして始動 2017年から本格的にアトリエサーカスさんへの投稿を始めました。投稿を重ねるうちに、場数(経験)の大切さや、デザインの難しさ、楽しさ、奥深さ、いろんなことを学ぶことができました。その当時は、まだフリーペイントツールの”FireAlpaca”を主に使用していました。Firealpacaは、無料ソフトなんですが、非常にクオリティーと操作性がよくて本当にびっくりしました。それを使い数々の名作(自分で言っちゃってるwww)を生み出してきました。 ・22世紀アート 電子書籍表紙 優秀賞入賞 ・アトリエサーカス内コンペ 多数採用 ・愛知教育大学 サポートマスコット 採用 現在は、クリエーターの端くれとして所属会社でロゴ制作、Tシャツやアウター等のアパレル系デザイン、ステッカー等デザイン、チラシ制作、企業マスコット/キャラクターデザイン、webデザイン、広告バナーのデザインをしております。 d.k.t. Dream Works(ダクト ドリームワークス)の テーマ:  デザインで世界を幸せにする 基本理念:  デザインとは機能性である  四の五の言わず、とりあえずやってみる Q.1 一番自信があることはなんですか? オリジナルキャラクターやマスコットを生み出すこと Q.2 今一番ハマっているAdobeシリーズはなんですか? Adobe Character Animator Q.3 Adobe製品を使ってみてどう思いますか? はっきり言って、後悔しています。どういうことか言うと、 もっと前にAdobeに出会いたかったという後悔です。 こんなに素晴らしいデザインソフトは他にない! 子どもには、小学生にあがったらすぐ教えようと思っている。www Q.4 目標、夢はありますか? 目標は、フリーランスとして独立すること。 夢は、カナダのトロントに移住すること。 Q.5 デザイナーで尊敬している方はいますか? 現在デザイナー/イラストレーターとしてフリーランスで活躍している  ” さらえみ ” さん。 勝手に目標にして、たくさん学ばせていただいてます。 これからも、「さらえみ」さんを目標に、チャレンジしスキルを上げていきたいです。 今現在のスキルを上げていくのは当然ですが、チャレンジを忘れずに、これからもどんどん挑戦していこうと思っています。 最近では、"Adobe Character Animator"にハマりつつあります(笑) デザインで世界の一人でも多くの人を幸せにできるように頑張ります!

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